実践者が語る、食と暮らし9
My Macrobiotic Life
Students’ diaries from cooking school LIMA
クッキングスクール リマ 受講生ノート
【第9回】鈴木 里美さん

Profile
鈴木 里美/杉並区在住の主婦。趣味はヨガとキルト。クッキングスクール リマベーシックⅡ修了。



クラスは恵みの場所
素敵な仲間と料理
クッキングスクール リマの教室に入ると、本当に明るく、空気が変わります。いかに生徒にわかりやすく説明し、お手本を示すかに尽力されているのが伝わってくる、先生の丁寧な指導にとても愛情を感じます。調理補助の方は、生徒が調理しやすいように心を配りながら、いつもテキパキ動かれていて、親切。頭が下がる思いです。
吟味された食材で、理に適った調理法で、時間をかけて。みんなで五感を研ぎ澄まして集中し、食材の陰陽を調えながら、その日の献立を丁寧につくり上げていきます。最高な状態が料理に凝縮され、教室は素敵な雰囲気で満ち溢れます。シンプルな味つけなのに、食材のよさが引き出され、本当に美味しいと感じます。
今まで自分がつくってきた食事は、余分な調味料がいかに多かったか考えさせられました。揚げる、煮る、炒めるなどの調理方法でも、食物の陰陽を調和できることも初めて知りました。
みんなで力を合わせてつくった料理をいただくと、何かホッとして癒され、活力をもらいます。その日1日、不思議とやる気が出て、積極的に過ごせるのです。まさに陰陽のバランスがとれた状態といえると思います。先生方を中心に、素敵な仲間に囲まれ、明る<楽しく、よい刺激をいただいています。クラスは、私にとってまさに恵みの場所です。。
クッキングスクールリマでは受講生を随時募集中!
詳しくはHP(https://lima-cooking.com)をご参照ください。
My Macrobiotic Life
Practitioners talk about food and lifestyle
実践者が語る、食と暮らし

マクロビオティックは、フードロスや
環境問題にもアプローチできる
Vol.9 クッキングスクール リマ認定インストラクター 木村 洋子さん
毎日の料理が楽に
ベジタリアンから
友人から『フィット・フォー・ライフ』(グスコー出版)という本を紹介されたのがきっかけでベジタリアンになりました。彼女は健康に関心があったのですが、私のほうはというと、動物愛護や環境の観点から。当時はベジタリアンとヴィーガンの区別もよくわかっていないまま始めたのですが、友だちや家族、職場の人たちとの食事が私のために制限が多くなってしまうのには申し訳なく思いました。
ベジタリアン料理のレパートリーを増やしたいと思っていたあるとき、マクロビオティック・コーチの西邨マユミ先生のご実家で開催されたワークショップに参加しました。そこで初めてマクロビオティックを知ったのです。西邨先生のお人柄も素晴らしく、マクロビオティックの生活をすると心身ともに豊かになれるのだと感激しました。
ワークショップから帰った翌日、「自然食BIO」さんの料理教室に問い合わせ、コースの途中からでしたが、受講させていただくことになりました。それまで通った料理教室とは違い、先生たちがとても優しく親切。どんな質問にも丁寧に答えてくださるので授業が毎回楽しく、内容も理に適うことばかり。もっともっと学びたいと思いました。ありがたいことに、卒業後は教室のお手伝いをさせていただきました。


皆で楽しみたい
健康で、より豊かな生活を
外資系の会社に勤めているので、食事制限(食材など)の手配も頻繁にします。外国の方にはベジタリアンが多く、はじめは海外のほうが日本より進んでいると思っていたのですが、ベジタリアンでもかなり恰幅のいい人もいるのが不思議でした。
仕事で会う多くの人たちがマクロビオティックを知らず、知っていても食事のみだと思っていたり、日本発祥であるのを知らなかったりということが多々あります。マクロビオティックはどういうものかと外国の方から聞かれても、恥ずかしながらうまく説明できないでいたところ、クッキングスクール リマの高桑智雄先生にアドバイスしていただき、なんとか伝えることができました。
一物全体・身土不二など、マクロビオティックで昔から継承されている考え方を多くの人に知ってもらうことで、世界のフードロスや環境の問題への対策の一助になると思います。また、なぜ陰陽調和が大切で、どのように作用するのかを知れば、すべての事象に通じることが理解でき、もっと興味が湧くと思います。マクロビオティックをとおして、健康で、より豊かな生活を皆で楽しんでいきたいです。


マクロビオティックに似ています。

大島弘鼓先生と岡本文子先生と。
Profile
木村 洋子 さん
クッキングスクール リマ認定インストラクター
きむら ようこ/愛知県出身。2024年インストラクターコース終了。食べることが大好きで、クッキングスクール リマで習得した料理を週末や休日に実践している。環境に優しい自然農に興味があり、自然の摂理に沿った自給自足の暮らしを目指している。

ジャーナルの記事
自然との調和に生きる里山暮らしの愉しみ
vol.9 天の川銀河をゆく
夏には離れの畳の間で過ごすことが多い。ここからは尾根の切れ間から昇る陽光を浴びることができ、光の中に限りない豊かさを感じられる。あいにく曇っていても中ほどに設けた囲炉裏に炭火を起こすこともできる。餅や芋を焼いたりできるし、食後に横になれるので畳の間は快適である。ここで気分よく過ごしていると、どこか遠くに旅立つ願望が湧かなくなる。