実践者が語る、食と暮らし5

自分にあったマクロビオティックを

マクロビオティックでは、必ずうしなければならないという決まりはないそうで、完璧になりすぎず自分に合うかたちで自分のペースで取り入れることで、今でもゆるやかに楽しくマクロビオティックを活用できております。
お仕事のお料理でも、食べる人に合わせながら、マクロビオティックの料理を自分なりにアレンジして振る舞っております。そのおかげで「野菜料理が好きになった」「雑穀の料理ははじめてだけどとても美味しい」「体に優しい料理で嬉しい」ととても喜んでもらえます。
クッキングスクール リマで学んだ大切なことを無理なくその時に合わせて活用することでくらしを豊かにすることができ、通ってよかったなと思っております。

私のマクロビオティックとの出会いは、約20年ほど前、脱サラでそれまで勤めていた会社を辞め、
調理師学校に飛び込んで免許を取得し、家庭料理屋で修業しながら、この先どうするか考えていた

頃でした。

30を過ぎて知らない世界に飛び込んだこともあり、疲れとストレスで体調を崩しがちでした。

はっきりとした病気になるわけではないものの、何となく調子が悪い、時には胃腸炎になったり。そんな時に店の料理長がマクロビオティックというものを教えてくれました。

肉食生活に疲れ切っていた私にはこれぞ求めていたものに違いない、と色々なマクロビオティックスクールに通い、最後にクッキングスクール リマにたどり着き、長い期間を経て無事卒業し、今に至っています。
　　

マクロビオティックを勉強し、実践したことで、時間はかかるけれど身体の芯が整ったと感じられ
るようになったのが一番の収穫でした。

私は2015年にクッキングスクール リマを修了し、リマで学んだことを活かしながら生活したことで、何をどうすればいいのか、少しわかった気がしました。また同じように健康だったり、ダイエットに成功したかったり、自分を変えたいと思っている人達に自分の会得したものを伝えられないかと思って、マクロビオティックの料理をお届けする仕事を始めました。

現在は、精進料理に近いかたちで、オーサワジャパン 池尻大橋店にお弁当をお届けしたり、知り
合いのカフェにお総菜をお届けしたりしています。皆さんの美味しかった！　の一言にまたさらに頑張ろうと思っている今日この頃です。