実践者が語る、食と暮らし8

My Macrobiotic Life

Students’ diaries from cooking school LIMA

クッキングスクール リマ 受講生ノート

【第8回】鈴木 里美さん

鈴木里美

Profile

鈴木 里美/杉並区在住の主婦。趣味はヨガとキルト。クッキングスクール リマベーシックⅡ修了。

クッキングスクールリマ ベーシックⅡ 受講生ノート 高野豆腐
ベーシックⅡのクラスの様子
マクロビオティック料理
楽しみながら家で作っています
マクロビオティック料理
献立はその日の体調に合わせて。

マクロビオティック

生活の宝物になった

 マクロビオティッククッキングスクール リマに行くようになったのは、私が通っているヨガクラスの2泊3日の合宿に参加したことがきっかけです。合宿の食事は、マクロビオティックを基本に陰陽のバランスを取りながら、不要なものを排出し体を整えるというものでした。その合宿で体調がすこぶるよくなり、不調だった胃腸もよくなり、体重も2キロ減りました。陰陽を考慮した玄米と味噌汁、野菜中心の食事はそのときの私にとって、まさに黄金比の内容だったと思います。。

 その後も1ヶ月ぐらいマクロビオティック的な食事を持続させました。細胞が満たされ、気持ちも安定するのか過食も抑えられて、必要以上に摂っていた嗜好品も欲しくなくなりました。白米やパンを食べると動物性たんぱく質が摂りたくなるのですが、玄米だとあまり欲求が増えず、食べすぎることがないので内臓が休まり、睡眠時間も短縮。楽しみながら無理なくさらに3キロも痩せることができました。栄養成分やカロリーだけを重視するのではなく、食物の陰陽のバランスを基本に環境や季節も考慮するマクロビオティックにとても感銘を受けました。

 もっと深くマクロビオティックを学びたいと思うのは当然です。しかしそれほどの恩恵を受けながらも相反する事態は起こります。日々の生活に流され、食生活もじわじわと乱れ、誘惑に負けてしまうことが多くなりました。嗜好品は中毒性があるとつくづく感じます。自分の弱さを少しでも阻止するためにリマに通うことを決めました。積極的かけ込み寺ですね。

 

 完璧を求めず、初めは無理をせず、体調が崩れたり体重が増えたりしたときに、自分なりにマクロビオティックの基本食に戻るように。マクロビオティックの理論、実践は健康で前向きで平和に生きるための知恵だと思います。マクロビオティック食を実践することで、自分の価値観も変わり、生活の質も向上します。今は実践できない、またはゆるゆるで行っていたとしても、必ずお世話になり助けてもらうときが来ると確信しています。このことを知ってるか否かは雲泥の差です。自分にはできない、続かない、と手放してしまうのはあまりにもったいないことです。

クッキングスクールリマでは受講生を随時募集中!
詳しくはHP(https://lima-cooking.com)をご参照ください。

My Macrobiotic Life

Practitioners talk about food and lifestyle

実践者が語る、食と暮らし

クッキングスクール リマ認定インストラクター 増田やよいさん

変わったのではなく、  
本来の自分を出せるようになった

Vol.8 クッキングスクール リマ認定インストラクター 増田やよいさん

毎日の料理が楽に

苦手意識のあった

 私は夫とともに、埼玉県鶴ヶ島市で「ますます農園」を営んでいます。農薬や化学肥料を使わずに野菜を露地栽培し、主に個人のお客さん向けに新鮮な旬の野菜セットの販売をしております。ときどき家庭菜園の教室なども行っています。

 もともとは料理に苦手意識をもっておりましたが、地元では料理教室が見つからず。心のこもった美味しい料理をつくる知り合いがクッキングスクール リマの修了生だったので、私もリマに通うようになったのが、マクロビオティックを始めたきっかけでした。

 毎日の食事は玄米と農園の野菜が中心です。ケの日の食事は基本的に、リマで習った食養のきんぴら、ひじきこんにゃく、切干大根、小豆かぼちゃをローテーションで常備しておきます。ぬか漬けもあるので、食前には主菜と汁物をつくればいいだけ。食事づくりがずいぶん楽になりました。以前は肉が好きでよく食べていて、量はだいぶ減ったものの、今でもときどき肉や魚も食べています。

 更年期後半で初めて低体温になってしまったのですが、マクロビオティックを始めて半年くらいで、もとの健康的な体温に戻りました。

 

マクロビオティック料理
食事は玄米ごはんと汁物、漬物をベースにひじき蓮根、車麩のフライなど
マクロビオティック料理
ベジミートボール

ベリーダンス

さらなる健康につながった

 リマのベーシックIコース修了後にベリーダンスを習い始め、半年後には地元の夏祭りにベリーダンサーとして出演しました。普段とは違うメイクをし、キラキラした衣装を着て、舞台で踊っている写真を他人に褒めてもらうと自己肯定感が上がりました。その話をリマの先生にすると、マクロビオティックを実践していると、ジャンプという挑戦する機会が訪れるということを教えていただきました。確かにそのジャンプは貴重な体験で、自分が進化したように思います。

 ベリーダンスを練習することによって身体の骨格が以前より整い、猫背が治って姿勢がよくなりました。健康的に生活するには、食事に気をつけるだけでなく、運動することも大切だと実感しております。

ますます農園野菜セット 高野豆腐
実践者が語る、食と暮らし
「ますます農園」の野菜セットの一例。さまざまな旬の野菜がたっぷり。

料理教室を計画中

マクロビオティックの

 マクロビオティックを実践するようになってから、私がとても変化したと周囲の方から言われます。私はそれを、変わったのではなく、本来の自分を表に出せるようになったのだと感じています。

 夫にも嬉しい変化がありました。夫はマクロビオティック実践者ではなく、茶道教室に通っているので和菓子や、畑仕事の合間に総菜パンや市販のおせんべいなどを食べることもあります。しかし、1年ほど前から砂糖、乳製品、小麦粉、良質ではない油を控え、さらに私がつくるマクロビオティック料理を食べたことで、長年、悩まされていた花粉症も気にならなくなりました。

 今秋からは武州長瀬駅前の「ココペリ・カフェ」で料理教室を開催できるよう、カフェオーナーと計画中です。オーナーは前述したとおりの、私がマクロビオティックを実践するようになったきっかけをつくってくれた方です。お店は偶然にも、桜沢如一先生、里真先生のお墓のある武蔵野霊園のすぐ近く。リマで習ったことを反復練習し、利他の精神でよりよい料理教室になるよう日々、精進してまいります。

家庭菜園
農園では、家庭菜園を教える教室を開催している。

Profile

増田 やよい さん

クッキングスクール リマ認定インストラクター

ますだ やよい/神奈川県鎌倉市出身。埼玉県鶴ヶ島市にて「ますます農園」を夫婦で運営している。マクロビオティッククッキングスクール リマのインストラクターコース修了。「ココペリ・カフェ」での料理教室開催を計画している。マクロビオティックの実践と趣味のベリーダンスで健康な日々を送っている。